朝、いつもより早めにテトラスクロールへ向かっていると、反対方向からパンダ男がこちらに向かって歩いてきた。
パンダ男に関しては、地元紙「房日新聞」の記事で見ていたので、是非直に見たいと思っていた。
車を止めて振り返るとかなり先まで歩いていっている・・・・、パンダ部分が写るかどうか??・・・・、いちかばちかの写真が↓コレ。

朝、新聞でパイクさん(ナム・ジュン・パイク=白南準)死去を知る。
ボクたちの世代にとっては、パイクさんは現代美術の楽しさを教えてくれた特別な存在だ。
学校の(ちょっとさえない)先生のような風貌で、大きなカバンを肩から提げて歩く姿を良く覚えている。
その雰囲気は、けっしてパイク氏ではなく、あくまでも「パイクさん」なのだ。
昨日は夜明け前から、バスに乗って久しぶりの上京、目的は神田明神での厄除祈願。
境内は、まだまだ新年のムードいっぱいで、思いのほか人が多かったが、スムースに厄払いを終えて、品川の原美術館へ「オラファー エリアソン 影の光」を見に行った。
現代美術のクールさと古代の神々しさを併せ持ったオラファー・エリアソンの世界、ど真ん中ストライク、降参です。展覧会のポスターにもなっている1993年の作品、「Beauty」の畏れをふくんだ美しさは圧巻で、しばらく作品の前(部屋)から動けなくなる。
オラファー・エリアソンの撮る写真が好きで期待していたが、写真の展示がなかったことだけが残念だが、それを差し引いても得るものは大きかった。

「谷岡ヤスジ展 〜ニッポンの〈アサー!〉と丸い地平線〜」が三鷹市美術ギャラリーで開催されている。
「村(ソン)」の風景に憧れるボクとしては、見逃せない展覧会だが・・。会期は10月23日まで、急げ。
谷岡ヤスジ(1942-1999年)は、大阪万博や安保闘争で揺れる1970年『週刊少年マガジン』(講談社)で連載が開始された《ヤスジのメッタメタガキ道講座》で一躍人気マンガ家となります。テンポの速いギャグと過激で誇張された表現で、「アサー」、「鼻血ブーッ」といった流行語を生みだし、瞬く間にブームを巻き起こしました。70年代後半にはそれまでの「都市」を舞台にした作品に対して、郷愁あふれるユートピアとしての「村(ソン)」を創りだし、個性豊かな動物キャラクターが登場するシリーズを多数描きました。
谷岡マンガの独創的な言語表現と手書きの文字は、極限にまで単純化された描線とともにグラフィックデザインの見地からも評価を受け、数々の広告に起用されています。
普段は何気なく読み進めてしまうマンガのコマですが、立ち止まって一点の絵画として味わってみてください。大胆な表現や線の勢いなど、あなたのなかでマンガと美術の境界が揺らぐにちがいありません。
本展覧会では原画や関連資料を通じて、谷岡ヤスジの人間像と未だに色褪せない“アヴァンギャルド”な作品の魅力を検証します。
NYの美術館に自画持参、名作の間にちゃっかり展示【ニューヨーク=大塚隆一】ニューヨークの4つの有名な美術館や博物館に、悪ふざけ画家の「作品」がこっそり持ち込まれ、数日間、だれも気づかないまま堂々と展示されていたことがわかった。
犯人は「バンスキー」と名乗る英国人男性だが、正体は不明。狙われたのはメトロポリタン美術館、近代美術館、ブルックリン美術館とアメリカ自然史博物館。
美術館には「ガスマスクの女性」やアンディ・ウォーホル風「トマトスープの缶」などの絵を展示。博物館には「翼とミサイル付きの本物の甲虫」を飾った。
男は電話でロイター通信に、今月13日の開館中に仲間と協力して作品を持ち込み、名作の間に飾ったと語った。メトロポリタン美術館は1日で気づいたが、近代美術館は4日後だった。
警備は厳しいはずだが、男は「どこも何かが持ち込まれるより、持ち出されることを警戒している」と“盲点”を指摘した。男は昨年もパリのルーブル美術館などで同じいたずらをしているという。
(読売新聞)

イギリスのグラフィック・ライター、BANKSYがまた痛快な手法で作品を公開した。「どこも何かが持ち込まれるより、持ち出されることを警戒している」と、BANKSYが語っているが、この視点は興味深い。
この怒りとユーモアが同居した美しい事例は、ボクたちを気持ちよく刺激してくれる。「バンスキー」と日本語表記した読売新聞も、間違いではなく「アート」だったら素敵なんだけど・・。
( → → Banksy )
千葉市美術館で開催中の「ダン・グレアムによるダン・グレアム」展へ行ってきた。
ずっと見たかったダン・グレアムによるドキュメント「Rock My Religion(ロック・マイ・リリジョン)」を見ることができたのが何より嬉しい。
70年代のビデオ・インスタレーションも(手法としてはすでに一般化しているが)、同じく70年代のインスタレーション「公共の場所/二つの観客」と同時に見ることでさらに貴重な経験となった。
ミュージアムへ足を運ぶのが会期終了間際になることが多くなってきたのは、きっと年齢のせいなのかもしれない。
まだまだ語るべきことの多い作家の展示を見終わって、ふとそんなことを思った。

会場で配布された「まんがダン・グレアム物語」