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エビスグサの花がピークを迎え、咲き終えた花から出た鞘が順調に育っている。エビスグサの種子は漢方では決明子(ケツメイシ)と呼ばれ重宝されている。国内でもハブ茶として古くから飲用されている。
ボクがいわゆる薬草と呼ばれる植物や、染色や繊維として活用される植物を選んで栽培していることには、今思えばはっきりしたきっかけがあった。
今から十数年前、ボクは一冊の本にすっかりしびれてしまっていた。ネイティブ・アメリカンのメディシン・マン、ローリング・サンダーを描いた「ローリング・サンダー」がその一冊だ。そこに描かれたメディシン・マンの姿は、子供の頃の冒険活劇のヒーローのように逞しく魅力的だった。
ただ残念なことに、そんな長老のような存在はすでにボクの周りには見あたらなかった。アメリカ大陸にわたってインディアンのメディシンを学ぶことはもちろんできただろう。でも、それはなんか違う、ボクはそう思った。ボクが自分の中や、生きている環境の中にすでにある「インディアン」を意識しだしたのは、きっとその頃からだろう。今、ボクが薬草栽培に励んでいるのも、思えばその延長のように思えるのだ。
投稿者 Mao : September 2, 2003 06:08 PM